To Be a Good Company

“中小企業応援プロジェクト”
全国のエリアコース社員と共に
地域の中小企業を支える

8年目

栁沼 みきな Mikina Yaginuma

  • 経営戦略部門(営業戦略)
  • 2014年入社
  • 家政学部卒
  • #エリアコース
  • #8年目~
  • #経営戦略
  • 2014年
    入社 千葉支店 営業課配属
  • 2019年
    営業開発部 中小企業支援室

※年次・仕事内容は取材時のものです。

地域に根差したエリアコース社員と共に新たな一歩を踏み出した“中小企業応援プロジェクト”。「地域企業のお役に立ちたい、頼られる存在になりたい」という熱い想いを持ち、今までにない新たな取組みに挑戦。全国の社員が動き出した、その全貌に迫った。

地域企業のお役に立ちたい
この想いから、新たなプロジェクトを立ち上げる。

2021年度に新設された営業開発部・中小企業支援室は、日本経済を支える中小企業に対して経営課題の解決に繋がる補償・サービスをお届けし地域経済の活性化に貢献する、そのための戦略立案や全国の営業社員への支援を担っています。お客様への各種支援やご提案は、パートナーである代理店と当社営業社員が行っており、社員の中心は各エリアで採用された“エリアコース社員“となっています。
エリアコース社員は地域企業や住民の皆さまのお役に立つことへの熱い想い、地元愛を持っている一方、「保険商品の説明には自信はあるが、企業経営のお困りごとに寄り添ったご提案が出来ているのか不安」「1人の人間として信頼され、頼られる存在になることができているのか...」という悩みを抱えていることが多く、私自身、千葉支店勤務のエリアコース社員として入社当時は同様の悩みを抱えていました。

全国各地のエリアコース社員が自信を持ってお客様のもとへ足を運べるようになれば、地元企業のお役に立つことができるはず。そのような背景から、2021年に”中小企業応援プロジェクト”が立ち上がり、プロジェクトリーダーとして、全面的に企画・運営を任せていただけることになりました。
プロジェクトの概要は、全国営業拠点61部店から選ばれた約100名の社員が1期生としてプロジェクトに参加し、半年間の研鑽や企業訪問を通じて、地域企業に寄り添った価値提供に挑戦しています。また、今後は2期生、3期生とバトンを繋いでいく中で、プロジェクトを通じて経験したこと、感じたこと、学んだことを1期生は2期生に、2期生は3期生に伝搬していくことで、人材育成にも繋がっていくと考えています。

プロジェクトを活性化するための様々な取組みを実行。
トライ&エラーを重ねることで自己成長に。

今回のような“企業経営者の想いやビジョンの傾聴を起点にした価値提供“に注視したプロジェクトは当社として初めての試みでしたので、試行錯誤を重ねながら様々な取組みをアジャイルに展開しています。
例えば、参加メンバーと同じ部店の先輩社員が“サポーター"となり、日頃のお悩み相談や同行支援などを現場で行うサポート体制を整備しました。近しい存在であるサポーターが一歩踏み出すための後押しをすることでボトルネックが解消され、お客様への訪問回数や対話の質が大幅に向上しました。
また、全国各地のメンバー同士が繋がれるよう社内SNSコミュニティを立ち上げ、成功体験や悩みを気軽に共有し、仲間として励まし合い、アドバイスし合える環境を整えました。その他にも、メンバーの所属先の上司や社員に挑戦している様子を共有することで、サポーター以外からもメンバーが励まされる環境をつくり、更なるモチベーションの向上にも努めています。
これらの各種取組みと、全国各地のエリアコース社員100名とサポーター60名の想いと挑戦が組み合わさることで、全国レベルでの一体感のあるプロジェクトとなり、中小企業支援が動き出しています。

運営にあたって意識したことは、徹底的にメンバーやサポーターの声を聞き、メンバーの取組状況に応じた短期間でのきめ細やかなPDCAサイクルをまわし、都度プロジェクトに反映させることです。具体的には、毎月の研鑽会でのメンバー同士の対話の場を追加したり、当初のプログラムにはなかった個別のお悩み相談会も実施しました。また、メンバーの声から、企業訪問時の情報提供資料をフォルダーに纏めた“中小企業応援パッケージ“やメンバーのモチベーションアップに繋げる”中小企業応援ピンバッジ(ジャケットに付けるもの)”なども作成し、メンバー参加型でブラッシュアップすることができました。
様々な新しい取組み、改善を重ねる日々でしたので大変なことばかりでしたが、メンバーの挑戦する姿や輝く眼で成功体験を語る姿に触れた瞬間は、すべてを忘れるくらい嬉しいものであり、自らもメンバーと共に成長できたことに大きな喜びややりがいを感じています。

プロジェクト第1期での手応え。
ここから更に、中小企業支援・地域経済の発展に貢献していきたい。

本プロジェクトの特徴は、単に保険のご提案をすることをゴールとしていないことです。とにかくお客様にお会いし、想いやビジョンを傾聴する。そこから今後の展望やお悩みを共感し、その解決策として、保険だけでなく広く当社や協業先のソリューションをお届けする、“頼っていただける存在“になることを目指しています。一歩踏み出すことで時には失敗も経験し、サポーターのアドバイスや仲間の支えから、次の一歩を踏み出す。これを半年間、全国各地の仲間とともに繰り返すことにより、小さな成功体験を積み重ね、喜びを実感し、また挑戦してみようというやる気と自信が湧いてくる。この挑戦が結果的に、お客様への貢献に繋がっていくと思います。
メンバーの取組みは自治体や商工会議所等の関係団体との対話や協業などにも展開されており、企業だけでなく地元エリア全体に広がり始めています。

第2期の社内募集では、第1期をはるかに超えるメンバーの参加希望の声が上がり、確かな手応えを感じています。今後も本プロジェクトをさらに発展させながら、大切なパートナーである代理店と共に全国の中小企業に寄り添い、応援し、ご支援することで、地域経済の発展に貢献していきたい。そして、全国各地の企業の皆さまに「中小企業支援といえば東京海上日動」と感じていただける当社のブランドを築いていきたいと考えています。
社員の挑戦を全力で応援し、支え合い、学び合う風土が当社にはあるからこそ、できることがある。私のテーマである「地域貢献」を軸に、これからも前例にとらわれず、新たな挑戦を続けていきます。