To Be a Good Company

世界有数の
金融マーケットで活躍。
ニューヨークで
繰り広げる夢と挑戦の日々。

6年目

関田 真弓 Mayumi Sekita

  • デルファイ・キャピタルマネジメント 地方債チーム
  • 2016年入社
  • 国際教養学部卒
  • #グローバルコース
  • #4〜7年目
  • #グローバルな仕事
  • #資産運用
  • #海外駐在員
  • 2016年
    入社 資産運用第二部 ファンド投資グループ
  • 2019年
    デルファイ・キャピタルマネジメント 地方債チーム(ニューヨーク駐在)

※年次・仕事内容は取材時のものです。

生まれ育った地域から世界有数の金融マーケット、ニューヨークへ。海外出張で得た貴重な経験と先輩たちとの切磋琢磨、そして手にしたビッグチャンス。そこには、一人ひとりの夢と挑戦を応援する伝統と文化があった。

海外出張での経験が、大きな分岐点となる。

私は現在、北米拠点のグループ会社デルファイ・キャピタルマネジメントで地方債(アメリカの地方自治体等が発行する債券)の資産運用業務を担当しています。主に、投資の意思決定に必要な情報を収集するアナリストとして、地方債の銘柄分析、ポートフォリオ(投資先をどのように組み合わせるか)のモニタリング、外部委託先マネージャーの管理などを行っています。アメリカの金融マーケットで貴重な経験を重ねる毎日ですが、入社時はエリアコースでキャリアをスタートしました。就職活動時に、自分のキャリアについて考えた時、まずは自分が生まれ育った地域で働くことが最も安心できると考えたからです。ただ、学生時代は国際教養学部で、入社時に金融や経済の知識は殆ど無かったので、資産運用部門への配属は驚きでした。人事担当の方には面接を通じて、自分の強みとして一つのことをじっくり深く考えることや、物事の重要なテーマについて調査することが好きですと伝えていたので、そうした点が資産運用部門の求める新人像にマッチしたのではないかと思っています。

実際に資産運用部門で業務に当たると、自分が見ている数字が意味を持っていて、世の中の動きと繋がっていることを肌で感じるようになりました。最初は、投資の意思決定に直接関わる業務ではなく、投資実行前後のサポート業務(入出金やパフォーマンス管理など)を担当していましたが、資産運用について学ぶにつれて、自分の中で興味がどんどん増してきているのを感じました。
すると、当時の上司が私の意欲を汲み取ってくれて、入社2年目でニューヨーク出張を通じた新規ファンドの投資判断業務に関わることができたのです。わずか1週間の出張でしたが、この経験が私のキャリアの大きな分岐点になりました。

グローバルな舞台で活躍したい。
その思いを胸に、先輩たちと英語のディスカッション。

金融マーケットの中心地であるニューヨークへの出張で、市場の大きさや個々人の専門性の高さに大変驚き、自分も資産運用のプロフェッショナル達の中で成長したい、対等に渡り合える自分になりたいと思いました。出張では、事前準備を重ね、限られた時間内で情報収集を行い、当社にとって利益となると判断したファンドについて推奨し、20億円の新規投資の社内合意を得ました。出張を通じて、自分の分析と意見がチームに影響し、それが収益に直結するという、投資の醍醐味を知るかけがえのない経験ができました。その経験が夢として膨らみ、キャリアの転換を希望する、挑戦の原動力となりました。

グローバルな舞台で活躍したいと決意してからは、朝早く出社して先輩達と英語でディスカッション練習をしていました。大学を卒業する時点で、ある程度は英語で意思疎通が可能なレベルにはなっていましたが、ビジネスの現場で使える程ではありませんでした。社内には、海外出張や海外赴任を実現させた先輩やそれを目指す仲間が多くおり、皆で切磋琢磨できる環境にありました。また、業務は主に英語を使って行っていたので、その都度上司にチェックしていただいてビジネスでも使える英語を身につけることができ、2019年にデルファイ・キャピタルマネジメントへの異動が実現しました。

世界トップの金融マーケットで貴重な経験。
頼れるメンターと公私にわたり充実した日々。

私が配属された地方債チームは3人の少数編成。全員女性です。異動当初は、メンターである女性の先輩に、地方債の基礎知識から、毎日付きっきりで教えを乞いました。ウォール・ストリートの銀行でキャリアを重ね、多くのアナリストを育成してきた経験をもつ方で、ニューヨーク生活が初めての私を気遣って、家に呼んでくれたり、アメリカンフットボールのゲームに連れていってくれたり、私生活でもお世話になっています。
デルファイ・キャピタルマネジメントでは年2回、アナリストが投資委員会(経営陣が全社的な投資アイディアを議論する場)に対してプレゼンテーションを行う機会があります。駐在3年目のプレゼンで、私は地方債の中の米国大学セクターに注目し、10銘柄(約300億円)の分析を一挙に行い、どの大学が利益を継続的に出しているのかを見極めました。結果、投資委員会の承認を得て、良い傾向の銘柄には追加投資をすることで収益の増加を、悪い傾向の銘柄は売却を行うことでリスク減少に繋げることができました。アナリストとして一つ成長できたと思える経験でした。

地方債で集めた資金は、その地域が抱える課題や発展、公共の福祉のために活用されます。今、ESG投資(環境・社会・企業統治への貢献度を重視して行う投資)が注目されていますが、私は地方債こそ元祖ESG投資だと考えていますし、地方債の存在感を高めていきたいと思っています。実際に地方債投資によって綺麗になった学校、新設された空港のバリアフリー施設、整備された道路などを目にする度、嬉しく思い、やりがいを感じています。
今後は、個別銘柄の分析をするアナリストからステップアップして、投資プロセス全体をマネジメントするポートフォリオマネージャーを目指しています。また、私が先輩から多くのことを教えていただいたように、これからアナリストを目指す後輩に自分の知識を伝えるための取り組みも実施しています。挑戦を皆で後押しする環境、仲間、文化がある。それが東京海上日動の大きな魅力だと思います。