三水 誉子 Takako Samizu

サービス部門個人商品業務部は、社会・経済の動向やデジタル技術の進展等、お客様を取り巻く環境変化を敏感に察知し、お客様のリスクニーズを的確に捉え、個人向けの保険商品を含むあらゆるソリューションを開発しています。商品の設計のみならず、その販売戦略から収支状況の調査分析、これに関わるシステム開発までを一気通貫で担っています。

私はこの部で商品開発に長く携わっており、3年ほど前から火災保険における次世代商品の研究開発やシステム開発、営業支援等を行う12人のチームのマネジメントを担っています。当チームでは、火災事故や、地震や豪雪、台風などで被災されたお客様に迅速に保険金をお届けするため商品改定などにいち早く取り組み、真にお客様の役に立つ保険商品をつくることに全力を注いでいます。

商品改定プロジェクトでは数理、損害、契約管理、販売推進、システムなど各領域を専門とするメンバーが集まり、時には100名を超える人の力で商品を形にしていきます。数々のプロジェクトを経験するうち、一人ひとりの心を突き動かすマネジメント力がいかに重要であるかを実感しました。私の理想とするチームとは、それぞれのメンバーがいきいきと自分の能力を最大限に発揮し、同じ目標に向かって互いに支え合いながら、その相乗効果により最高のパフォーマンスを発揮できるチームです。マネージャーとしての私の役目は、メンバーの強みを引き出し、メンバー全員がモチベーションを高くもち、互いの強みや想いを共有して連携しながら力を発揮していく手助けをすることだと考えます。

人が成長していく過程を見ていると、決してひとりで成長しているわけではなく、周囲から刺激を受けて切磋琢磨することでそれまで気づかなかった自分の強みが引き出されたり、周囲から期待され仕事を任されることでより伸びていきます。人は人と関わって成長していくものであり、組織は人によってつくられるもの。人の成長が強い組織をつくります。メンバーがいきいきと輝く強い組織をつくり、会社に、そして社会に貢献していきたいですね。