To Be a Good Company
"理系" × TOKIO MARINE

損害保険ビジネスのイノベーションや経営課題の解決を「ITからリード」する。

グローバルコース

太田 浩輔 Kosuke Ota

コーポレート部門(IT戦略) 2006年入社

学生時代の専攻内容

理工学研究科土木工学専攻
土木構造物は、使用性や経済性などを考慮し、要求される性能に応じた「性能設計」が求められるようになっています。私は修士論文で、地震による橋梁損傷などのリスクを考慮した、性能設計に求められる鉄道遅延リスクの評価に関する研究を行っていました。

自身の専攻領域を超えた拡がりを、損害保険に感じた。

学生時代は社会の役に立ちたいと考え、土木工学を専攻。土木工学による自然災害リスクの研究にやりがいを感じていました。しかし、いかなる自然災害でも壊れない完全な土木構造物を作ることは不可能だと思い至った時、自然災害による土木構造物の損害を補償し、復旧を支援する損害保険の可能性の大きさに気づきました。当社で働く先輩社員の話を通して、保険ビジネスには、土木工学のみでは解決できない課題に挑戦できる、そして自然災害だけでなく、個人・企業のあらゆるリスクに必要不可欠なものであることを確信しました。就職活動では、さまざまな企業の方に会いましたが、社会に貢献するという強い使命を持ち熱く語る先輩方の魅力に惹かれ、当社を志望しました。

「会社を変える力」、その重要な"解"を担う。

入社後、IT部門で最初に携わったのが、我々が扱うさまざまな商品や業務プロセスを抜本的に見直すシステム開発。当時、当社は巨額の経営資源を投じてこのビッグプロジェクトを推進中でした。その内容は、商品ラインナップの大幅な見直しにはじまり、契約書のペーパーレス化、全国46,000のビジネスパートナーにおける手続きをすべてオンライン化するなど、さまざまな情報をITの先端技術を駆使してクラウドへ集約するというもの。あらゆる環境変化に対応できるビジネスプロセスを構築することで、社員のみならずビジネスパートナーの働き方が大きく変わり、"次"のビジネスの創造につながる、まさに現場のビジネスを『抜本改革』に導くものでした
入社前、「ITとは与えられた要件を満たすシステム構築の仕事」だと思っていたのですが、当社はそれとは全く違う。ITには「会社を変える力」がある。考えが180度変わった瞬間でした。その後、会社全体でIT資源をどのように投資していくか、そのプランニングと大規模プロジェクトのマネジメントを担当。全社的プロジェクトのすべてにIT 部門が関与していること、当社にとってITが経営力を向上させる重要な"解"になっていることを実感しました。

「IT × 損害保険」で無限の可能性に挑戦する。

現在は、PCやタブレットなどの社内システムインフラの革新や、AIを活用した業務効率向上のシステム構築など、最新のテクノロジーを駆使した「働き方の変革」を推進しています。これは最新のテクノロジーを調査・研究し、自分たちが起点となって新たなビジネスモデルの実現を全社的にリードする仕事であり、ビジネスプロセスそのものを革新しているという自負の持てる、チャレンジングな業務です。
会社の成長には、新たなビジネスチャンスを掴むことや働き方の変革が不可欠で、それはITなくして実現できません。またグローバルな視点も必須です。世界最先端のIT活用で働き方を変革する。海外グループ会社とも連携しグローバルなITシステムを構築して、世界と連動したビジネスをより効率的に運用する。そのためには経営のベクトルと最新技術をいち早く捉える能力、プロジェクトの最前線を動かすスキル、その両方を備えた人材が必要です。多くの部門や経営を巻き込むプロジェクトの推進を担うため、そのようなスキルを備えたIT部門出身者は、海外にも赴任し、全世界のグループ会社で活躍しています。そこではリーダーシップ・人間力を磨くキャリアも築くことができます。損害保険が挑むリスクは社会の進展とともに増大し、複雑化・多様化します。そこに進化し続けるITを組み合わせる「IT × 損害保険」は、無限の可能性を拓くフィールドなのです。

※仕事内容および所属部署は取材当時のものとなります。