To Be a Good Company
"理系" × TOKIO MARINE

世界トップレベルのプレイヤーと協働し、グループの資産運用力向上に挑む醍醐味。

グローバルコース

森 尚志 Hisashi Mori

コーポレート部門(資産運用) 2003年入社

学生時代の専攻内容

理工学研究科開放環境科学専攻
オペレーションズ・リサーチと呼ばれる数学的・統計的な手法を用いながら、マーケティングに関わる内容を研究しました。論文では店舗間の距離に着目した集中度モデルを検討し、環状線上のコンビニエンスストアやガソリンスタンド の最適配置の研究を行いました。

専攻を幅広く活かせる環境と、社員の人間力が最大の魅力だった。

学生時代は、政府、国際機関、企業などの複雑でオープンな組織を対象として、それらを工学的に把握・分析する学問を専攻していました。オペレーションズ・リサーチと呼ばれる、数学的・統計的手法を使ったマーケティングに関わる研究です。就職活動では、理系的素養だけでなくもっと幅広く専攻を活かせるフィールドを考え、メーカーより金融機関を選択しました。また、海外で仕事をしたいという思いがあり、積極的にグローバル展開を図っている企業が視野に入るようになりました。その中で当社を選んだ理由は、お会いした先輩社員が非常に魅力的だったからです。能力、知識、振る舞いなど、こういう社会人になりたい、との思いを最も強く感じられる会社だったため、志望しました。

グローバルベースの資産運用力向上を担う。

入社後、商品開発部門で航空分野のアンダーライティング(※)や再保険に関する業務を手掛け、海外の保険ブローカーとの交渉を経験。6年を経て海外事業の ERM(Enterprise Risk Management)を担当。
これは現在の「リスクベース経営」の先駆けで、海外のグループ企業にその概念を伝え、導入を図りました。その後、米国ミシガン大学に留学。世界中から集まった優秀な外国人たちと切磋琢磨しながらMBAを取得。帰国して配属されたのが、現在の資産運用部門です。ここでは、国内外グループ全体の資産運用の統括・モニタリングを担当。また、グループ各社のCFOを集めて資産運用に関するグローバル戦略会議を定期的に主催しています。運用を行う海外子会社と連携し、運用計画の取りまとめ、運用収益向上プロジェクトの企画・実行なども担い、東京海上グループの資産運用力向上を目指しています。

(※)保険契約の引受に際して、当該契約の引受可否の判断を含め、引受金額、引受条件などを判断する一連の業務

海外で培ったキャリアを活かし、世界トップの人材と切磋琢磨する。

当社が積極的に進めているグローバル展開は、当社の資産運用ビジネスにとっても大きなターニングポイントとなりました。海外子会社の持つ高度な資産運用スキルのグローバルレベルでの共有や運用協力体制の構築など、今まで以上にグローバルかつ活発なアクションが起きています。こうした経営の大きな節目に立ち会い、まさにその最前線の業務に携われることに大きな喜びを感じています。MBA留学期間中に直面したバックボーンの異なる人たちと信頼関係を築くために試行錯誤した経験が、今の仕事に大いに役立っています。グローバルプロジェクトでは、当事者間が実現したいことを主張した結果そのプロジェクトがなかなか進まないことがあります。ある海外子会社に運用委託をするプロジェクトの際でもそうした難局がありましたが、留学での試行錯誤した経験が活き、東京海上グループとして大切にしたいものを伝えたうえで、譲歩する点、主張する点をよく論議することによりプロジェクトを着実に進めていくことができました。
現在のポジションは、自分の成長がそのまま海外事業の成功、ひいては当社を強くしていくことにつながります。資産運用フィールドにおけるトッププレイヤーたちとの協働は緊張感に溢れ、大きな刺激を受けますし、そこが現在の仕事の醍醐味にもなっています。この経験を活かして、いずれは海外でマネージャーとして、 チームを率いたいと思っています。

※仕事内容および所属部署は取材当時のものとなります。