上司・柏木賢治の 語句解説

陪審員制度

アメリカの良心?それとも……

「アメリカの民事裁判では、ケースごとにランダムに地域住民から10名の陪審員が選出され、最終的な判決は、陪審員の話し合いにより決定する。それも、事故があったら、事故の起きたその土地で裁判が行われるわけだ。考えて欲しい。地元でも人気がある若い女性が薬物で意識不明のまま車を運転して事故にあったとする。明らかに過失は彼女にある。けれど『彼女がかわいそう』と涙ながらに訴える弁護士の言葉に、地元陪審員がどんな判決を出すかは明白だ。
訴訟の国・アメリカでは、すべてのPLリスクを完全に防ぐのは不可能なのだ。ポイントは、法務対応を強化して、いかに迅速・的確な対応ができるかということだ。そこでの当社の役割は、クライアントにとってできる限り有利な解決に導くために、豊富な経験と優れたノウハウを生かし、さまざまなサポートをしていくことだ」