上司・柏木賢治の 語句解説

既存シェア

自由化では“一発逆転”も可能

「企業は複数の保険会社と取引をしているのが普通だ。その為、一つの保険契約を複数の保険会社で共同で引き受けていることも多いんだ。これを共同保険というんだけど、自由化前は、保険契約者である企業と各保険会社との関係によって、そのシェア(引受割合)はかなり厳密に設定されていて、そう大きく変わるものではなかったんだよ。A社の火災保険の場合、40%が当社、30%がB社、20%がC社、10%がD社というシェアになっていたんだけど、この10数年間大きくは変わらなかったんだ。 ところが、ビットが採用されるようになって、提案した保険プログラムの中身次第で、今まであり得なかった一発逆転やシェアの大幅な見直しがされるようになったんだ。まさに実力勝負、エキサイティングだと思わないか?」