上司・柏木賢治の 語句解説

リスクサーベイ・リスクコンサルティング

企業の財産に関わるリスクを洗い出す

「リスクサーベイとは、実際に現場に行きリスクの原因を探し、それが起こったらどうなるかというシナリオを描きながら、クライアントの持っている財産(物件)の危険度の大小を評価し、予想最大損害額などを算出することだ。また、リスクコンサルティングは、リスクサーベイによって洗い出されたリスクを軽減するための対策をクライアントに対して提案することだ。これからの時代は、リスクサーベイでクライアントの的確な情報をつかむことが、何より大切だ。やり方は、社内・工場内に入り込み、施設そのものから、モノの流れ、人の動き、機械の稼働状態までをチェックする。更に、先方の組織・給与体系や財務諸表の中味、場合によっては商品設計のコンセプトにまで及ぶ(もちろん先方の了解を得てのことだが)。そして、起こりうる事故と事故が起こった場合の被害を予想し、それをもとに新しい保険を提案していくことになる。これは自由化時代のコマーシャル営業のいろはだぞ」