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次代に向けた企業活動の

リスクソリューションパートナーとして企業保険の最前線を拓きつづける。

  • 北川峻 サービス部門(08年入社)
  • 北川峻

    サービス部門
    (08年入社)

<取材当時の内容です>

次代に向けた企業活動のパートナーとして、

日々変動する企業のリスクを予測する

私は、企業向け保険商品の開発・管理を行う部署に所属し、賠償責任保険の開発・管理に携わっています。
なかでも私が主に担当している業務は、商品開発業務をはじめ、保険収支の予測・分析、保険引受の裏支えとなる保険料の計算や事務処理をサポートするシステムの開発、収益改善・営業推進策の立案などです。
賠償責任保険とは、企業が事業活動に伴い、第三者に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償対象にする保険のこと。具体的には、クライアント自らが所有したり管理を行っている施設に関係する損害賠償事故に備える施設賠償責任保険や、企業が輸出した製品によって海外で生じた事故に備える海外PL保険、個人情報の漏えいリスクに備える個人情報漏えい保険などがあげられます。
企業のグローバル展開が加速する中、企業が海外でも安心して経済活動ができ、また、国内においても新たなビジネスに積極的に挑戦できるよう、リスクヘッジ策としての保険サービスを提供することで、当社は次代に向けた企業活動のパートナーとしての役割を担っています。私の所属する部署はまさにその最前線といえるでしょう。

重要なことは常に変動するリスクに対して敏感になること

私は大学時代、法学部で民法や金融法を学んでいたのですが、“つくる”という仕事にとても興味がありました。就職活動時、文系で何か“つくる”ことに携われる企業はないかと探して行き着いたのが、東京海上日動。当社なら文系出身者でも、商品開発というかたちで主体的にものづくりに携われるのではないかと考えました。
商品開発の業務は、1人で行うことはできません。コマーシャル営業部門の営業担当者と密接に連携をとりながらリスクの評価・分析を行うことが多々あります。また、ロスプリベンション(リスクの軽減)の観点からは、損害サービス部門と連携し、新技術で開発された製品やサービスに潜む賠償リスクは何か、事故の発生確率を低減させる手法は何かということについて、過去の賠償事故データを基に論議したり、巨額のリスクに対して再保険担当者と再保険の手配・調整を行ったり、社内のさまざまな部署とチームを組んで業務を遂行しています。
私の仕事は、世の中の経済活動の動きと密接に関わっていることが醍醐味だと思っています。例えば、科学技術が進歩する、あるいは、法律が改正される、これら世の中の動きにより私たちが開発する商品も変わってきます。
重要なのはリスクに対して敏感になること。社会動向や科学技術の進展などの情報を迅速・適切に把握することで、企業の潜在的リスクにいち早く気づき、新たな商品開発の機会を得ることにもつながるのではないかと考えています。
何かをつくっていく、ということで主体的に関与できるのは商品開発部門ならでは。ミスが許されないプレッシャーはありますが、責任を持って積極的に仕事に取り組みたいですね。

アンダーライターとしての付加価値を高めたい

日本企業の活動はグローバルに展開することが当然になってきています。ビジネスがボーダレスになる中、企業が抱えるリスクは多様化・複雑化しており、企業の賠償責任リスクを補償する賠償責任保険は、マーケットが拡大している分野です。私の所属するセクションも入社当初は25名程度だったのですが、現在は約40名の組織に拡大しています。
今後のキャリアビジョンとしては、専門的知識を一層充実させ、アンダーライター(※)としての能力を高めたいと考えます。私たちの業務分野では、3年くらい経験すると、自社の商品についての理解が深まってきます。培ってきた知識・経験をもとに、より競争力のある商品やより使いやすいシステムをクライアントに提供していくことを通じて、私自身の付加価値をこれからも高め、企業の挑戦をサポートするアンダーライターとしての中心的な役割を担っていきたいと考えています。
※アンダーライター・・・ リスクを分析・評価し、そのリスクに見合った保険を引受けるプロフェッショナルのこと。

北川峻の職場

北川の所属する部署では、企業向け保険商品の開発・管理を行っている。彼のグループでは、部内・部外の関係者と連携の上、マーケティング、リスク分析・評価、損害査定上の問題点の整理、保険料の策定、保険約款の作成、システム整備などさまざまな工程を経て、保険商品を開発する。また、開発後、営業第一線が販売しやすいような営推支援ツール(募集文書、企画書等)の作成や保険収支の分析、分析に伴う補償条件や保険料水準の改定の必要の検討などの商品管理も行う。

TOPICS:記憶に残る言葉

「プロ意識を持て」

以前に、上司から言われた言葉です。私の所属するグループは、賠償責任保険のアンダーライティング(保険引受業務)に関して社内で最も知識を有し、その知識を活用し最適な判断をする必要があります。つまり、グループ員一人ひとりのアンダーライティングスキルが、会社全体のレベルに大きな影響を与えます。従って、高度なアンダーライティングスキルを涵養し、自己研鑽に励むことが極めて重要だと考えています。