先輩社員からのメッセージ

資産運用部門ではどのような仕事をしているのですか?

東京海上グループの資産運用は、お客様からいただいた保険料を安全に運用し、将来の保険金などのお支払いに確実に備えることを基本としています。将来のお支払いに備えて資産負債管理(ALM:Asset Liability Management)に基づきリスクを適切にコントロールしながら、グローバルなレベルでの分散投資を推進しています。海外資産の着実な積み上げやオルタナティブ投資なども活用し、中長期的に最適なアセットアロケーションをグループ全体で実現することを目指しています。

(資産運用部門・リスク管理部門のステージと業務概要については下記をご参照ください。)

資産運用部門・リスク管理部門のステージと業務概要

ステージ名 業務内容
市場リスク運用関連
  • 1. 国内外金利リスク運用、クレジットリスク運用、短資運用の実施
  • 2. 国内外金利・クレジットリスクを組み合わせたポートフォリオ運用
  • 3. 上記運用に関わるグローバル経済分析、個別企業分析、クウォンツ分析等
ファンド投資関連
  • 1. 国内外のヘッジファンド、プライベートエクイティー及びプライベートローンファンド等への投資
  • 2. 個別ファンドの調査・分析・モニタリング・ポートフォリオ管理
  • 3. 新規投資テーマ・投資機会の発掘・調査
融資関連
  • 1. 企業貸付(相対取引・シンジケートローン・PFI等)の個別案件に関わる調査・分析・条件交渉
  • 2. 貸付契約の審査・債権保全・回収
不動産関連
  • 1. 現物不動産への直接投資(取得・開発・運用管理・売却等)
  • 2. 不動産ファンドの評価・投資の実行、モニタリングの実施
ALM・金融工学
  • 1. 長期にわたる保険契約(負債)とのバランスを考えた資産運用(ALM:Asset Liability Management)を行うための数理的分析及び意思決定
  • 2. 金融工学を用いた、さまざまな金融商品のプライシングモデルやリスク分析・モデルの研究・開発
  • 3. 国内外子会社の資産運用における定量分析に関するコンサルティング
資産運用計画・企画
  • 1. 保険会社の資産運用計画の策定、及び計画に基づく各種資産・実行部門への資金・資本の配分
  • 2. 投資家説明会・格付機関などの対外対応
  • 3. 新規投資分野の調査・分析、他機関投資家動向の調査・分析
  • 4. 海外子会社の資産運用サポート
リスク管理
  • 1. 国内外子会社の資産運用に係るリスク管理(ガバナンス・モニタリング・態勢整備)
  • 2. 資産運用のリスク量計測モデル・ツールの開発、リスク量の計測及びリターンの評価
  • 3. 個別案件の投融資実施前の審査、投融資実施後のモニタリングや自己査定
  • 4. グループの統合リスク管理(会社を取り巻くあらゆるリスクを定量化し管理を行う)
東京海上グループの資産運用の強みについて教えて下さい。

グローバルに事業展開する保険会社グループに相応しい強固な運用態勢と高い資産運用力が最大の強みです。

東京海上グループの資産運用方針は、日本在住のグループCIO(資産運用総括)と米国在住のグループCo-CIO(共同グループ資産運用総括)が連携して策定しています。この共同グループCIO制により、資産運用に関するグループ横断の事項や、国内外の様々な課題に関して、迅速かつ効果的に意思決定を行っています。

米ドル建資産については、米国市場に造詣の深い米国Delphi社に運用を委託するとともに、多くの駐在員を同社に派遣して、現場レベルで意見交換や情報共有を日常的に行いながら資産運用を行っています。

資産運用部門での人材育成について教えて下さい。

配属後には、所属部署の先輩社員が実務を通じて1年間マンツーマンで指導します。また、海外研修、海外出張、トレーニー派遣等を通じて、若手のうちから海外経験を積むことができるのも資産運用部門の魅力です。私も昨年、ニューヨークでの社外研修に参加し、世界各国の中央銀行、年金基金、保険会社のメンバーと交流を深めることができました。また、米国Delphi社を訪問し、世界最大の米国市場で投資を行っている先輩社員の姿を見て、資産運用部門の海外でのキャリアを具体的にイメージすることができるようになりました。

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