世界各地で発生する事故に迅速に対処。お客様に「最高品質」をお届けする 世界各地で発生する事故に迅速に対処。お客様に「最高品質」をお届けする

栗和田 賀世 Kayo Kuriwada

損害サービス部門
2006年入社 教養学部卒

若手でも責任ある仕事を任せてもらえる会社ということを知り、東京海上日動を志望。入社後、輸出や三国間輸送の際に発生する貨物事故に対処する損害サービスに従事。週3回、ランチタイムに職場の先輩が主催する約款や英文レターの勉強会に参加し、専門知識や語学力を磨いている。

お客様の気持ちを常に考え、発生した事故に迅速に対応 お客様の気持ちを常に考え、発生した事故に迅速に対応

私の仕事は、海外への輸出や輸送を行う際に発生した事故に対し、現地のクレームエージェント(査定代理店)を手配して、サーベイ(損害の調査・報告)の指示を出すこと。更に、お客様、クレームエージェント、その他関係企業とやり取りを重ね、収集した情報を元に迅速かつ適正に保険金をお支払することです。貨物の中身は、自動車部品や精密機器など高額な製品が多く、お客様の事業に影響を与える事故も多いため、早急にサーベイを実施して被害をどの範囲までカバーできるかどうかの結論を出すことが重要となります。お客様が真に求めているものは何か、どのようなサービスが喜ばれるのかを察し、お客様の立場に立った対応を日々心掛けています。

お客様が不安を抱く前に安心をお届けするのが「プロの仕事」 お客様が不安を抱く前に安心をお届けするのが「プロの仕事」

お客様が不安を抱く前に安心をお届けするのが「プロの仕事」 お客様が不安を抱く前に安心をお届けするのが「プロの仕事」

損害サービスに携わる人間に最も要求されるのが、「想像力」を働かせること。それを痛感したのが新人の頃に扱った事故でした。ベトナム向けに輸出していたコンテナに荷崩れが発生、1.5億円を超える大規模な損害に。そのため、調査項目が多く、サーベイに時間を要したことからクライアントへのご報告が遅くなり、クライアントのビジネスに大きな影響を与えかねない状況に陥りました。最終的には社内のさまざまな部署のサポートのおかげで大きなクレームにならずに済みましたが、常にクライアントが次に何を求めているかを想像し、一歩先回りした対応から安心をお届けするのがプロだと気づかされたのです。また、当然のことながら私たちは事故が発生した瞬間に立ち会っているわけではありませんので、事故がどのように発生したのかを調査・分析する中で、より一層、想像力を働かせることが必要になります。私の使命は常に想像力を働かせ、突然の事故を目の当たりにし、心穏やかでないクライアントに一刻も早い安心を提供すること。日々の業務の中で緊張やプレッシャーを感じることもありますが、クライアントから感謝のお言葉を頂くことも多く、非常にやりがいのある仕事です。

「最高品質」を世界のクライアントへ 「最高品質」を世界のクライアントへ

「最高品質」を世界のクライアントへ 「最高品質」を世界のクライアントへ

日本を経由しない三国間輸送の場合、さまざまな国の多くの人々が関わります。習慣や法律の違いから意思疎通がうまくいかずトラブルにつながるケースもあり、将来は各国のクレームエージェントを訪問し、現地スタッフと直に接する中でグローバルでのサービスの品質を高める教育に携わりたいと考えています。
日々の業務の中では「こんなにも重要な案件を自分が扱っていいのか」と途中で不安になり、途方に暮れたりすることもあります。だからといって、先輩や上司をすぐに頼ってはプロとしての成長はありません。課題に対し、「自分で考え、発信し、行動する」ことが大切。そう考えられるのも、自分のことをいつも優しく見守り、いざとなれば手を差し伸べてくれる先輩や上司の存在があればこそ。職場には、出産後、職場復帰を果たし、2人のお子様を育てながら活躍する40代の先輩もいて、仕事の先輩としても女性としてもお手本になる方が数多くいます。その背中を追いかけながら、焦らず真剣に、プロとしてのキャリアを磨いていくつもりです。

※上記は取材当時の内容です。